過去3回のバイオマス・アジアワークショップを通じて形成したアジアのワークショップメンバー12カ国(カンボジア、中国、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、韓国、タイ、ベトナム、日本)を中心に、第4回バイオマス・アジアワークショップが、2007年11月20~22日、マレーシア・シャーアラム市(会場:グランドブルーウェーブホテル)において、エネルギー水道通信省(MEWC)他マレーシア側3省庁と日本の農林水産省、経済産業省、バイオマス・アジアリサーチコンソーシアムの主催により、文部科学省 科学技術振興調整費の支援のもとに開催された。このワークショップは平成16年度に第1回を東京およびつくばで開催して以来、タイ、日本と回を重ね、この度のマレーシア開催となった。ワークショップ参加者は、日本、マレーシア、タイを中心に約250名を数え、盛況のうちに終了した(日本から57名が参加)。 今回は、イコールパートナーシップに基づく新たな枠組みで開催される最初のワークショップであり、上記12カ国* に加え、ブラジルおよび国連Food and Agriculture Organization(FAO)より講演者を迎えた。
冒頭、産総研 曽良副理事長、農林水産省農林水産技術会議事務局 小栗邦夫研究総務官から挨拶があり、国際農林水産業研究センター 飯山賢治理事長の特別講演、MEWC リム・ケン・ヤイク大臣の主催側スピーチがあった。夕刻のレセプションではMEWC次官とともに駐マレーシア 堀江正彦大使から挨拶があった。
基調講演に続く各セッションでは、過去3回のワークショップにおける検討結果を踏まえて、アジアにおける持続可能なバイオマス利活用技術の3つの地域別適合モデル
が討論され、最終セッションにおいてアセアン地域の島嶼部、同大陸側および中国の3つの地域について利活用技術開発の方向性が示されるとともに、次回の中国開催を合意して2日間のワークショップを終えた。また、第3日のテクニカルツアーでは、マレーシアパームオイルボード(MPOB)と梱包紙等の廃棄物利用施設(Waste to Energy Plant)の訪問プログラムが組まれた。
* ただし、韓国とインドからの講演者の急な事情による不参加のため、アジアメンバー国からの講演者数は10となった。
バイオマス・アジアワークショップ事務局 (産業技術総合研究所 国際部門)